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読みやすくて一気に読んでしまいました。どんどん読めます。退陣表明をしてもなお居座る、菅総理の今だからこそ、余計に興味深く読めました。石川議員は小沢氏の秘書だから当然、何かと優遇されているのだろうと思ってました。でもこの本を読んで、小沢さんは身内には厳しかったと知りました。秘書を影から支えてくれる奥様の話も出てきて、あ〜普通の家と同じなんだな〜と思いました。居酒屋の庄や華屋与平にもいくんですね。本文に「一定限度の安定した生活を送ることができるセーフティネットの仕組みも絶対に必要で、それを考えるのが政治の大切な役割・・小沢が考案したのは、国民の生活が第一だった。」とある。マスコミによって印象ずけられたイメージとは、まったく違っていました。本書を読むと、小沢氏は国民主権を一番に考えている事がよくわかります。石川議員が最後に、「非常時のいま、日本のリーダーにふさわしいのは、官僚を動かせないカネに清い菅直人か、カネに汚いが官僚を動かせる小沢一郎か。それともまったく別のタイプか。」と問いかけています。未曾有の国難のいまだからこそ、一番よむべき本に出合えて良かったです。普通におもしろかった。文章も読みやすかったです。皆さんも機会があったら、お勧めです。怖いものみたさで読んでみるのも・・・。

今にしてみれば、長谷川幸洋「官邸敗北」で触れられていた改革派の経産官僚とはこの人のことだったのでしょう。天下りの解決方法で著者の過去の体験談も踏まえて判断すると、結局キャリア官僚とは「難しい試験をパスした人達ではあるが、そのこと自体は国家資格でもなんでもない」ということがそもそもの問題なのかと。しかし、改善案についてはやはり内輪の論理というところもあり、若干は割り引いて読むべきところもあるかな。

現職のキャリア官僚が書いた本で、公務員は、自ら改革はできない種族であること、天下りの積年の弊害で先輩、受取企業には楯突けないのが官僚であることを赤裸々に記載している。良心的なキャリア官僚を「絶滅種族」と喝破している。この本を読むと日本の将来が心配になってくる。

東日本大震災における自衛隊の活躍や、組織内部に関することに触れながら、｢自衛隊の存在意義｣というマスコミが避けて通るテーマを取り上げた作品です。

世界情勢を踏まえ、どのように対応するのが日本にとって良いのか、一人ひとりが現実を捉え、議論を尽くして道を決めるべきだと思った。

今の日本の現状、国民性、政治家の無能力などを的確にとらえていると思います。残念ながら、いま深読みできる政治家はいないと思います。

何度も繰り返して読んでも面白い本って非常に少ないですが、これはその中の１冊です。

思ったより薄い本なので、読みごたえはあまりないかもしれません。 でも、政治家の裏の話がいろいろ書いてあり、興味深かったようです。