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今は「Ｗｉｋｉｐｅｄｉａ」など便利なものがありますが、古来から人類はこの世の知識をどのように分類しようとしていたのか、その時代、世界の世界観がわかり、興味深い。

「自分は何の為に生きているのか？」 「自分は死ぬ為に生きているんだ」 「自分は幸せになる為に生きているんだ」 「自分は本当の自分を見つける為に生きているんだ」 「自分は自分が自分である為に生きているんだ」 ……と誰しも一度はどれかを思った事があったりするんじゃないでしょうか？ もしくは漫画や小説、歌詞などで目にした事があるんじゃないでしょうか。 この本は4コマ漫画ですがあくまでも「哲学教室」。 上記に書いたような、ありがちな思いや言葉を題材にして、哲学学者の考えをわかりやすく説いています。 初心者向け……というよりは哲学を知るきっかけ本という印象です。 「哲学ってなんだろう？」と軽く興味を持っている方には最適だと思います♪

今さらながら・・・

中国や韓国、さらにアジア諸国との外交関係を考える時、必ずといってよいほど話題になるこの「靖国問題」。著者は、「靖国で会おう」といって戦地に赴き戦死していった人々の願いを叶えるべく「靖国」を支持するが、この本に限っていえば（私はまだ同氏の他の著作を読んでいないので）、戦争を引き起こし、国民を戦争に巻き込んでいった当時の「政府」の責任については触れていない。戦死した人々の心情を察して「靖国」支持を訴えるのはよいが、戦死した人々はみんな、戦争を望んで戦死していったのだろうか？ 読めば読むほど、「国家」と「国民」の関係に悩まされてしまいました。毛嫌いして読まないより、とりあえず読むことをすすめます。

小林秀雄と一体感をもって著された作品。その一体感を著者は「最高にエロティックな行為（ギリシャ哲学的に）」としている巻末の「小林秀雄への手紙」がまたいい。

19歳の息子さんを事故で亡くした友人に送りました。ずっと後になって、「子供を亡くした親の会」のシスターにも勧められたそうです。亡くした直後の気持ちに一番しっくり寄り添ってくれた本だったと、一年後に言われました。

評判のいい本だそうです。 平易な文章ですが、内容はかなり難解です。